貯蓄から「投資」だけで本当にいいのか?

経済

今の政府が強烈に推し進めているのが
「貯蓄から投資へ」という謳い文句。

このおかげでiDeCoや新NISAなどでの投資が一気に進み、
多くのマネーがオルカンやS&P500などに流れています。

個人的にはこの「貯蓄から投資へ」というフレーズには違和感があります。

「消費」はどこに行ったんでしょうね?

経済がよく回っているときが、いわゆる「景気がよい」状態です。
じゃあ「経済が回る」とはどういうことかというと、国民が
お金をたくさん消費して、お金が国内に流れるスピードが
早まっている状態のことです。

そういう観点からこの「貯蓄から投資へ」を改めて考えてみると、
この「消費」という概念が抜けているように思えてなりません。

個人的には、投資も大切ですが、ただ何も考えずに
オルカンやS&Pにマネーを突っ込むのではなく、
「お金が流れる」とはどういう状態かを国民一人一人が
考えたうえで、消費にも回さないと、ですよね。

ただただ株式、社債、投資信託にマネーが回っているだけじゃ、
「消費」に与えるインパクトは弱いと思います。

しかも投資で人気なのはオルカンやS&P500です。
S&Pはアメリカの投資信託なので、日本企業の株ではありません。
日本国内の経済をもっと活性化しなければいけないのに、
これじゃあ意味ないですよね。

「オルカンは『オールカントリー』だから日本も含めて
まんべんなく入っているぞ!」と思う人もいるかもしれませんが、
オルカンの内訳をご覧になったことがありますでしょうか?
実はその大半はアメリカが占めていたりします。

出典:MUFG「投資信託説明書(交付目論見書) eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」

日本をもっと豊かにしたいなら、せめて日本株にもっと投資すべきです。
もっというなら、日本株式への投資から得られたリターンを、
ある程度は消費に回す必要があります。

この発想が抜けているから、とりあえず人気のあるオルカンなら
みんなやってるからいいかな、という安易な発想になってしまいます。
こういうことって、意識しないとわからないですよね。

皆さんも是非「貯蓄から投資と『消費』」を意識してみてください。

~編集後記~

  • 今日は朝一で借りているレンタルオフィスへ行って郵便物の確認を。その後カフェで
    少し仕事したあと、ダンス仲間と妻と3人でいつものランチを楽しみました。
  • 帰ってからは古くなったガスコンロをネットで注文。もうだいぶがたが来ているので、
    ようやく交換です。火力が強めだといいんですが。
  • ストーブの前の陣取り合戦に必死なうちの猫たち
ここは譲れないから!(↑ハナコ、←カツオ、↓ウメコ)

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