今日は午後に、三軒茶屋にあるノイエさんというスイーツのお店を訪問。
季節のモンブランとバスクチーズケーキ、それにプリンを買ってきました。
学芸大学のあんぐいゆさんという喫茶店で買う
無農薬コーヒー豆から家で挽くコーヒーともに。
【Instagram】
ノイエさん↓
あんぐいゆさん↓
両方とも、決して安い値段ではありませんが、その味と品質は抜群。
こちらをいただくと、申し訳ないですが
スーパーのケーキ屋や自動販売機の缶コーヒーは
飲めなくなってしまいます。
経済的な面から見たら、大量生産で規模の経済を活かした
安価な商品のほうが安く済むでしょう。
悪くない味のものもありますから。
ですが我が家では、お財布が許す範囲でなるべく
いいものを食べたり飲んだり体験したりしています。
今の日本は、物価が上がってきたとはいえ、デフレ脳からは
まだまだ抜け出せていない状況かと思います。
「こんなにも物価が上がっているじゃないか!」と思われるかもしれませんが、
私が言いたいのは、人々の頭の中が「デフレ脳」から抜け出せていない、ということです。
日銀は、安定的なインフレ率として2%を目標に掲げています。
なぜインフレ率2%を目標としているかというと、
ざっくりいえばその方が「お金を使いたくなるから」です。
もちろんこの裏には適切な賃上げがあって成立します。
考え方としては、以下の3パターンに分けるとわかりやすいです。
①賃金△2%⇔インフレ△2%
→賃金インフレともに下落率は同じだが、賃金が下がっていると
国民は閉塞感をおぼえて消費行動を起こしにくい
しかも物価が下がっており企業収益も悪化
②賃金±0%⇔インフレ±0%
→賃金が下がっていない分①よりはましだが、賃金横ばいだと
やはり消費行動を呼び起こすには弱く、企業も価格を上げられず
経済は停滞
③賃金+2%⇔インフレ+2%
→賃金が上がると「たまには旅行でも行くか」「美味しいものでも食べに行こう」と
消費行動を起こしやすくなる。加えて企業も価格に転嫁でき、経済は活性化する
ちなみに賃金だけ上がってもダメです。
価格が上がらないと企業は利益につながらないので。
逆にインフレだけ進むのもよろしくない。
まさに今の世界経済がコストプッシュ型インフレの状態なので
家計は苦しくなるばかり。
賃金とインフレ率はセットでなくてはいけません。
需要を起点としたインフレはいいインフレです。
だからこそ、少し価格がするものでも、品質が満足いくものなら
なるべく消費活動を行うことが、経済活性化には有効なんです。
とくにこのデフレ状態にある今の日本では。
ですが、肝心の賃金が上がっていない。
今年の6・7月はボーナスもあって一時改善されましたが、
それを除けば物価上昇も加味した実質賃金は、もう2年ほど
マイナスが続いています。
大手メディアでは賃上げが進んでいる、風の報道を出しますが、それは一部の大企業だけ。
日本の企業の99%を占める中小企業では賃上げできるほどの体力はありません。
にもかかわらずこの報道は、何かの意図を感じざるを得ませんね。
個人個人が安さを求めて合理的な経済活動をすることが、
かえって経済全体が個人にとって非合理な結果になってしまう。
これを「合成の誤謬」と言います。
今に日本経済にとって、価格はどうあるべきか。
個人の消費行動から変えていかなければいけないですね。
消費の重荷になっている消費税は一度なくすか減税が、
今の日本には一番いい気がしています。
~編集後記~
- 午前中は12月に実施予定のリースセミナーの構成作りを。大手ではあまり目の行き届かないような視点を入れられればいいなと思います。
- 午後はノイエさんでスイーツをテイクアウト。コーヒーとともにいただくモンブランとバスクチーズケーキはまた格別です。
- ふかふかの羽毛の上が心地いいらしくベッドを占拠しているうちの猫たち
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