独立したら、自分の収入がどのくらいあるとよいかは
一度計算してみてもいいと思います。いわゆる資金繰りというやつですね。
勤め人のときは、毎月のお給料と賞与である程度は簡単に年収が想像できます。
しかし独立となると、お給料ではなく事業収入という形になるので、
それなりに計算しておく必要があります。
一番わかりやすいやり方は、収入金額=想定単価×想定稼働時間です。
想定稼働時間のほうは、例えば自分が年間365日のうちどれくらい働きたいか、
あるいはどれくらい働く時間を捻出できるか、で見積もります。
例えば1日当たり稼働時間を7時間・週4稼働で想定するなら、
年間52週だとして7時間/日×4日/週×52週=1,456時間ですね。
これに、どの単価を当てはめるといくらになるか、これをシミュレーションする感じです。
せっかくなので、chatGPTに手伝ってもらいました(最後に表でまとめてあります)。
まずは週5で稼働する場合。
ケース①:週5、1日7時間稼働、時間単価5,000円の場合 9,100,000円
ケース②:週5、1日7時間稼働、時間単価8,000円の場合 14,560,000円
(時間単価は、この辺が非常勤監査の相場でしょうか)
ケース③:週5、1日7時間稼働、時間単価15,000円の場合 27,300,000円
次に週4で稼働する場合。
ケース④:週4、1日7時間稼働、時間単価5,000円の場合 7,280,000円
ケース⑤:週4、1日7時間稼働、時間単価8,000円の場合 11,648,000円
ケース⑥:週4、1日7時間稼働、時間単価15,000円の場合 21,840,000円
表にまとめると、こんな感じになりました。
ケース①: 週5 1日7時間 単価5,000円 | ケース②: 週5 1日7時間 単価8,000円 | ケース③: 週5 1日7時間 単価15,000円 | ケース④: 週4 1日7時間 単価5,000円 | ケース⑤: 週4 1日7時間 単価8,000円 | ケース⑥: 週4 1日7時間 単価15,000円 | |
年収 | 9,100,000円 | 14,560,000円 | 27,300,000円 | 7,280,000円 | 11,648,000円 | 21,840,000円 |
いかがでしょうか?
もし独立を考えている方がいらっしゃったら、想像していた年収と
稼働感・単価感で乖離はあったでしょうか?
平日時間をフルフル稼働に充てても問題ない!という方は、
単価はそこまで気にしなくてもいいでしょう。
一方、仕事もそれ以外もバランスよく、というタイプの方で、
収入をある程度維持したいのなら単価を上げる努力をしよう、
という発想になります。
勤め人ではなかなか持たない感覚である、自身の単価。
こうやって一度シミュレーションしてみるのもいいかもしれません。
ただ、ぜひ忘れていただきたくないのが、
「稼がないつもりで取り組んだほうが稼げる」という法則です。
稼ぎたいと思うのなら、逆に稼がないつもりでクライアントに
いかに喜んでいただけるかに徹しましょう。
「情けは人の為ならず」の精神です。
収入という現実もちゃんと考えつつ、
稼がずに稼ぐ、という法則で稼いでいきましょう。
~編集後記~
- 午前中は昨日のIPO支援でのヒアリング内容の取りまとめを。半分は完了して
クライアントに提出が終わったので、週明け残り半分提出できるようにしていきます。 - リースセミナーのスライドの最終調整を。誤字脱字や見た目の調整をしています。
週末に時間配分を確認しておきます。 - 月次決算支援をしている案件の引継ぎを。引継ぎ対象はCF計算書です。
Excel関数などでかなり自動化を図っており、引継ぎ自体も30分程度で
サクッと終えられました。 - 寒すぎてお気に入り毛布にがっつりくるまっているうちの猫
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