勤め人のときでも独立していても
「これっておかしくないですか?」
って思うことがあります。
そういう時にはただ憤るんじゃなくて
「冷静に」憤ることを忘れてはだめです。
「憤る」こと自体は、とても大切です。
憤りのパワーは、現状に対して「今のこの仕組みはおかしい」とか
「なんでこんなやり方をしなくちゃいけないんだ」という思いを通じて、
現状に対する違和感や不満につながります。「義憤(ぎふん)」とか言ったりもしますね。
例えば、2023年10月から導入されたインボイス制度。
あの制度に対する憤りを感じられた、今も感じられている方は多いと思います。
フリーランスや個人事業主にとって、デメリットばっかり目立つ制度この制度。
税務処理がめんどくさい、今までうまくいってた取引がややこしい、
仕事が減るかもしれない、とか、今も悲鳴が上がっているのを耳にします。
導入から1年3ヶ月ほど経過しましたが、制度導入時、税収は
約2480億円増えると見込まれていました。
しかし、最近では1兆円を超えるんじゃないかって話も出てきているそうで。
「税収が増える」、要は、実質的に増税だということです。
ただでさえいい話を聞かないインボイス制度なのに、可処分所得が
ドンドン減らされている今の現状に追い打ちをかけるようなやり方は、
多くの人が「憤り」を感じているんじゃないでしょうか。
この「憤り」の力はなかなかに大きいので、現状を変えるために
有効活用していくべきものです。
が、怒りのエネルギーに身を任せてわーわーわめいても、意味はなく。
感情的に怒ったところで、状況ってなかなか変わらないじゃないですか。
一時のストレス解消にはなるかもしれないですけど、現状が変わってないので、
また不満たらたらが続くだけの日常に逆戻り。堂々巡りです。
じゃあ、どうすればいいのか?ってことになりますよね。
それには、冷静に現状を分析して、行動に移すしかない、というのが結論です。
憤りを感じるような状況になると、「ふざけるな!」って言いたくなる気持ちはわかりますが、
まずは現状をちゃんと知って、どういう選択肢があるのかを考えること。
同じ悩みを持ってる人たちと情報共有する
フリーランスのコミュニティに参加する
税理士に相談する
取引先への説明するかを工夫する
選挙でインボイス廃止を掲げている候補者に投票する
スケールの大きいことをしなくても、身の回りから
行動に移せるものって結構あるんですよ。
日本人は、行動に移すのが弱い傾向にある民族だと思います。
周りと歩調を合わせて、といういい面ももちろんあるんですが、
悪い方向に出ることも多々あります。
よい側面は残しつつ、行動すべき時はどんな小さなことでもいいから行動に移す。
ただ愚痴るだけじゃなくて、冷静に「じゃあ自分に何ができる?」って考えて、
行動に繋げることが大事。
独立すると、その点身動きはとりやすいのでメリットです。
~編集後記~
- 今日はIPO支援でクライアント先へ。Excel関数を駆使するタイプの作業を担当しました。
こういう作業は結構好きです。 - 背中越しに何かを訴えかけてくるうちの猫
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