セミナー講師は「参考になった」よりも「面白かった」を目指そう

独立

今回も、前回に引き続き、公認会計士でフリーランス塾の塾長の
田中靖浩先生から教えていただいたことの話です。
今回のテーマは「セミナーは面白くあれ」です。

「セミナー講師は、『よくわかった』『役に立った』では不十分。
『面白かった』と言われるような講師になりなさい」

ということを教わりました。
これ、個人的にはかなり目から鱗で、思わずうなってしまいました。

これは決して、セミナーでお笑い芸人みたいに
爆笑を取れ、ということではないですよ笑

他の講師にはないようなユニークさ(独自性)だったり、
新しい視点だったりを織り込んで、あなたにしかできない
セミナーをやりなさい、ということだと受け止めています。

先月私が新リース会計基準の講師として登壇した時ですが、
事務局の方にアンケートを準備いただきました。

そこでは、セミナーの内容についてのアンケート項目として
「①非常に参考になった ②参考になった ③普通だった ④難しかった」
の4つから選んだでいただくフォーマットになっていました。

標準的なフォーマットだし、正直そこまでこだわる必要ないかな、という感じで、
「この形式で大丈夫です」的な返事をした記憶があります。

そして当日セミナーが終了し、回収されたアンケートを事務局の方に
ご共有いただき、ご回答拝見したところ、皆様①か②でのご回答。
参考となるセミナーと感じていただけたようです。

これはこれでもちろん大変ありがたいです。
ありがたいですし、嬉しくもあるんですが、先ほどの田中先生のお言葉
「面白くあれ」という言葉を聞いたときに、反省の念が浮かんできたんです。
「ああ、それよりも他にお尋ねしておくべき項目があったなあ」と。

面白かったか?そうでないか?

この観点でどうだったかをお聞かせいただかないと、
講師として私独自の付加価値が出せたかどうかの
確認ができないな、と感じ、ちょっと肩を落としてしまいました。

新リースに限らず、会計基準の解説に関するセミナーはそこら辺に溢れています。
ASBJ然り、監査法人然り、コンサル会社然り、なんならシステム会社も。
Googleで「リース セミナー」と検索しただけでごまんと出てきます。

このように、似たようなセミナーが多数ある中で、
講師として付加価値を出していくには、
何かしら差別化をしていく必要が。

その差別化の大きな要素として「面白さ」が一つの基準になることを学びました。

いま私のセミナーを振り返ってみると、正直差別化はあまりできていませんでした。
「こういうセミナーあるよね」と受け取られてもしょうがないと、今更ながら感じます。

そして何より悔しくて唇をかんだのは、受講いただいた方から
「面白かったかどうか」のコメントをいただく機会を逃してしまったこと、
これが痛かったです。
実際の受講者の方から声をいただかないと、何を改善していいか
客観的な視点が得られないですもんね。
田中先生のお言葉がとてもよく身に染みる、前回のフリーランス塾でした。

~編集後記~

  • 今日は午前中に、やろうやろうと思って放置していた、紙の書籍のPDF化を4冊ほど。
    その後は、日曜恒例の妻&ダンス仲間とランチでした。
  • 午後は自宅に帰って、古くなったガスコンロの新しいものへの取り換え作業。
    新しいコンロで食べる夕食は気持ちがいいですね。
  • 夕方は夕食をとりつつ、中村公一さんの歴史の経済オンラインセミナーの
    アーカイブ動画を視聴。何回か聞かせていただいている内容ではあるものの、
    たまには復習しておかないと忘れます。
  • ホットカーペットの上でリラックスしすぎてへそ天しているうちの猫
ぱかーん(カツオ)

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