私は大手監査法人に長く勤めていたとはいえ、独立してまだ数か月。
独立会計士としてのキャリアはないに等しいです。
少なくとも最低1年は、独立会計士としての実績を積む期間として、
ひたすら種まきに徹していかなくてはいけないと思っています。
畑仕事もそうですが、種をまいてから芽が出て、花が開いて、
実がなって収穫できるまでには相当の時間がかかります。
中でも種をまいてから芽が出るまでが一番もやもやする時期でもあり、
「本当に芽が出てくれるのかな」「このまま続けても意味がないんじゃないかな」と
いう感情が沸いてきて、何か手っ取り早く収穫できる方法はないかと
焦っていろいろと試してしまいがちです。
ですが、物事というのには順序があります。
芽も出てないのに花は咲かなないですし、ましてや実ができることなどありません。
必ず 種まき→芽が出る→花が咲く→実がなる という順序を経る必要があります。
独立してからも同じことが言えると思います。
実績がない状態で何か派手なことをしようとしたり、有名なインフルエンサーと
コラボしてみたりしてみても、一瞬名前は売れるかもしれませんが、
実績が伴っていませんから、仕事の付加価値も薄っぺらく、大した仕事はできません。
実績が積みあがって、あくまでその結果として名前が広まる、というのが正しい順序です。
(必ずしも名前は広がらなくてもいいです)
逆に、種まきの時期にしっかりと世話をし、こつこつ適切な量の水をやり、
正しく肥料をまいた種は、芽が出たときにとても力強い芽が出ますし、
咲いた花も美しく、なった実もたわわで美味しいものとなります。
独立してからは不安との戦いです。
収入が安定せず、今後の生活を気にしながら仕事をするのはそれなりのプレッシャーでもあります。
しかし早くその不安を解消したいからと言って、目先の利益に飛びつくようなことだけは
しないほうがいいでしょう。適切な売上につながりません。
そのためにも、独立前にある程度は資金を準備しておいて、
しばらくは不安に縛られることのない状態は作っておくべきです。
目先の利益を断れるだけの後ろ盾になりますから。
仮にうまい話が舞い込んできたときには、組織にいるときのように
周りが守ってはくれません。すべては自分で判断をしなくてはいけません。
もちろん独立人同士のネットワークは持っておいて、情報交換しておくことはできます。
地道で泥臭い手段こそが、正しいかつ王道です。
順序を守って日々実績を積み上げていきたいものです。
~編集後記~
- ペン字
- 不動産エージェントとオンラインの打ち合わせ。中古一戸建て物件を探しています。
- 午後は9/22出演予定のダンス発表会のリハーサル。苦手だった部分の振りもだいぶできるようになってきました。
- 暑くて親子で窓際に転がっているうちの猫たち
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