会計士には「変態」が多い!?

会計


最近知ったのですが、どうやら我々会計士には
「変態」が多いようです。
あ、法に触れる「変態」じゃないのでご安心を。
通常なら身につけないスキルが身についている
という意味での「変態」なので。



本日クライアントとの打ち合わせの中で、
IPOでの内部統制構築支援の一環として、
私がヒアリングの結果書き起こした
フローチャートと業務記述書を
お見せしながら進捗をご説明しました。



すると会社の方から
「めちゃめちゃ綺麗ですね!」
「これを見せればとりあえずは主幹事証券
会社も受け入れてもらえるんじゃない?」
とのコメント。
(そんなに甘くはないと思いますが…)



何にせよ書きおこしの出来にかなりご満足
いただけたようで、私もほっと一息。
胸をなでおろしました。



が、そのご満足度具合がちょっと意外なほど
高かったように感じたんですよね。
そこまで?というのが正直なところ。



あとで、その会社の監査役(監査法人時代に
お世話になった会計士でもあります)と
話していたのですが、そこで出たのが
「我々会計士って変態が多いかも」という話。



思い返してみれば、内部統制監査のときに
3点セットは数えきれないほど見てきました。



「3点セット」というのは
・業務記述書
・フローチャート
・RCM(リスクコントロールマトリックス)
のことで、会社の業務プロセスがちゃんと
整備・運用されているかを監査するうえで
必須になる書類のこと。



上場企業であれば当然作成されますが、
IPO準備会社のようにこれからプロセス
構築を進める会社はゼロから作る必要が。
その際に、現場の担当者からプロセスの
ヒアリングをしつつ、3点セットを
書き起こす作業があり、大変なんです。



会計監査に携わった方なら、この作業は
スタッフ・シニアの頃から日常的に
関わってきた話ですから、何てことのない
スキルとしてあまり意識しないですよね。




でも、会社の方から改めてお言葉を
いただいたときに思いました。
このスキルは決して当たり前じゃなく、
付加価値をちゃんと生むスキルだと。
そういう通常は身につかないスキルと
いう意味で「変態」ということでした。




ですが、よくよく考えてみると、どんな
仕事でも何かしら「変態」の要素は
あるんじゃないかとも思います。



大谷翔平を見てみてください。
メジャーリーグでのあの活躍っぷり。
あれもある意味「変態」のなせる業です。



自分にはないスキルで、かつそれが
かなり尖っていたりすると、周りから
すればそれは「変態」ということに
なるんでしょうね。



だとすると、積極的に「変態」と呼ばれる
スキルを磨いていくべきです。
(警察にはご厄介にならないように…)



自分は平凡なスキルしか持っていない、と
思い込んでいる方でも、環境が変われば
「何そのスキル!?」と驚かれることも。
独立するとそれがしみじみよくわかります。



必ずしも独立じゃなく、転職や社内の異動でも
いいですが、ぜひ自分がすでに持っている
「変態」スキルに気づいていただき、
ドンドン磨き上げていってください。

~編集後記~

  • 午前中は紙の本のPDF化を。IFRS本が
    かなり分厚く、まだほんの少ししか
    進んでいません。強敵です。
  • 午後はIPO準備会社でクライアントと
    打ち合わせ。内部統制構築支援の進捗を
    ご報告しました。
    帰りはお気に入りのカフェに寄りつつ、
    百均で買い出しを。
  • 冷蔵庫の上からどや顔で見下ろすうちの猫
こんなとこも登れるんだよ!(なみ)

告知

3月に日本公認会計士協会東京会が
会計イベント「ハロー!会計」を開催します。
親子でお金のことを学べる貴重なイベント。
参加無料なのでぜひ足を運んでみてください!

【小学生】
日 時:2025年3月20日(木・祝)
    14:00~16:00
    ※13:30開場。13:50までに
    会場にお越しください。
会 場:公認会計士会館 ホール1
対 象:小学4~6年生
参加費:無料
定 員:40名(先着順)
【中学生】
日 時:2025年3月16日(日)
    14:00~16:30
    ※13:30開場。13:50までに
    会場にお越しください。
会 場:公認会計士会館 ホール1
対 象:中学1~3年生
定 員:84名(先着順)

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