若いころにやる自己投資の効果はハンパじゃありません。
複利が時間で効果を発揮するように、自己投資も早ければ早いほど
後になって大きな力を発揮するんだなと、今更ながらにして振り返っています。
今から18年前、私は監査法人が初の社会人経験でした。
大学卒業後の初めての職場が監査法人です。
会計士試験に受かって初めてのお給料をいただき、
初任給とはいえ学生からすればこれまでなかった水準で
銀行の口座残高が増えたことに「社会人になったのだな」
と実感したことをよく覚えています。
その後研修期間が終わり現場入り。
目の前の監査手続に必死になり、訳も分からずがむしゃらに
仕事に取組みました。
そのまま気がつけば監査部門で14年を過ごす結果に。
さすがに自分の中でも「監査以外を経験したい」という気持ちが大きくなり、
思い切って異動を決意。会計アドバイザリー部門へ異動することになりました。
クライアント常駐で3年、帰任してプロジェクト業務に1年弱の経験を
会計アドバイザリー部門で積ませていただきました。
そして現在の独立をするというステータスになるわけですが、今になって
「IPOをもっと勉強しなきゃ」
「M&Aや事業再編の事例をもっと積んでおくべきだったな」
「PowerPointのスキルがもっと必要だ」
「AIやRPAの最先端はどうなっているんだろうか」
などなど、自分にさらに積み上げておくべき経験があることがわかって、
必死に勉強をしています。
正直、若いころにもっと自分の人生プランについてしっかりと向きあい、
そのプランの中で何を学び、経験していきたいかを考える時間を取っておくべき
だったなと反省しています。
5年後・10年後の自分を描き、そこに至るまでには今年はこれをやって、
来年はこれを、3年後はこれを、といった具合に。
もちろん若造ですから、自分一人で人生設計は難しいので、
誰かロールモデルとなる先輩や尊敬する人物に
教えを乞いながらということにはなりますが。
人生プランをざっくりでもいいのでしっかりと描く
↓
その人生プランを実行するために何を今後なすべきかをリサーチする
↓
リサーチしたものを実行する
というステップを若いころに描けた人は、
有効な自己投資が行えます。
会計士、というか手に職を持っているタイプの職業であれば、
「独立」という選択肢もちらつくことでしょう。
周りでどんどん退職→独立をしている同僚を見ると、ある種の
あこがれをいただくこともあるかもしれません。
ただ、組織で働くか、あるいは独立するかを選ぶのも、
あなたの人生プランの中の一つの手段でしかありません。
組織でしか経験できないような大きなプロジェクトもありますし、
独立という立場でしか向き合えないスモールビジネスもあります。
独立そのものを目標にしてしまうと、いざ独立した時に
目標が達成されてしまいますから、その後どうしたらいいか
わからなくなります。
私は「会計×教育」を軸に、会計に触れたことのない人にも
会計を身近に感じてもらう、という目標のために独立しましたが、
もし今後万が一、「組織にいたほうがその目標を達成できる」となれば、
再度組織で働くことになるでしょう(今のところまったく思っていませんが笑)。
いずれにしろ、人生プランの設計になるべく早いタイミングで時間を割き、
独立という手段も含め、今後「いつ」「何を」「どこで」「どのように」なすべきか、
腰を据えて向き合うことをお勧めします。
~編集後記~
- ライター養成講座の第4回が配信されたので早速受講。「行動させるためのライティング」がテーマでした。
- 午後はなぜか急な睡魔が…仮眠も大切なリフレッシュなのでそこは遠慮なく
- 私の仕事用デスクを占領するうちの猫たち
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