オランダでスーツ姿はほぼ皆無?

教養

前回のブログで、オランダのトラムや
地下鉄の中に広告がほとんどないという
ことを書きました。今回は、もう一つ現地を
観光していて気づいたことがあったので、
それについて書いてみようと思います。

当然、アムステルダムとロッテルダムしか
行っていないので、オランダ全体でそういう
ことなのかは分かりませんが、日本と
明らかに違うところがありました。

スーツを着ている人が、
ほとんどいないんです。

土日ならまだしも、普通の平日でも全然
見かけないんですよ、これが。
朝の通勤時間帯も、夕方の帰宅時間帯も、
ほとんどと言っていいほどスーツ姿の人を
見かけませんでした。

もちろん、王宮とか博物館の受付など、
スーツを着ることが職業上必要な人に
ついては見かけています。

でも、それ以外の人は普通に私服をだったり、
カジュアルな服を着ていたりしていて、
自由な服装の人がほとんど。
スーツを着ている人がほとんどいないのです。

よくよく考えれば、スーツを売っているような
店も見かけなかった気がしますね。たまたま?

日本であれば、平日の朝の時間帯は
当然通勤ラッシュ。
その中に、今でこそ在宅勤務が増えて
スーツ姿の人は減ったとはいえ、それでも
まだスーツを着ている人は非常に多い。

ビジネス街の真ん中を歩いていても、
スーツを着てランチに行く人々がほとんどで、
スーツ姿を見かけない方が珍しい。
それが日本ですよね。

ここは、日本とオランダの大きな違いかと。
最初は、アムステルダムはいわば観光地なので、
「アムステルダム特有の事象なのかな?」
とも思っていました。

しかし、近代的な建物や高層ビルが
それなりにあるロッテルダムに行っても、
その傾向は同じでした。
おそらく、これは文化的な違いなのかな
と思っています。

そもそも、仕事をするにあたってスーツを
着なければいけないんでしょうね?

日本では、いわゆる戦後の経済成長期には、
誰も彼もがスーツを着て出社し、
ジャケットにネクタイ、スラックスが
ビジネスマンとして欠かせない服装でした。

ですが、全員が全員スーツを着たいわけでは
決してなかったでしょう。

正直、スーツは若干窮屈なところもあります。
暑さ寒さに強いわけでもなく、
合わせて履く革靴なんかは、アスファルトの
上を歩いている結構足が痛くなる。
決して履き心地が良いものとは言えません。

果たして、これが本当に仕事をする上で良い
パフォーマンスを上げる服装と言えるのか?
という点には疑問が残るところです。

ですが、日本人はなかなかこういう文化を
変えたがらない民族。
「昔から着ているから」
「前からこうだから」
といって、なんとなく今の服装をただ
続けているだけなのでは? という面も
あると思います。

むしろ、いろんな働き方が増えた今の状況で
あれば、スーツを着ることを特別な状況にして、
そうでないときはある程度自由な服装に
した方が一人ひとりの仕事のパフォーマンスも
上がるんじゃないでしょうか。

例えば、「なんで今日スーツ着てるの?」と
言われるくらい、スーツを着ていることが
特別だと思わせる方が、今の世の中には
合っているのかもしれませんね。

なんとなく昔からやっているからと、
疑問を持たずに続けている。
もちろん、伝統として守っていくべきものは
ありますが、「おかしいな」「変だな」と
思ったところは、積極的に変えていかなきゃ
いけないと思います。

「一番高いパフォーマンスを上げられる
服装は何なのか?」ということを、
改めて考えてみたいですね。

~編集後記~

  • 今日はIPO支援のクライアント。
    久しぶりの往訪です。
    本社も新しいところに移転し、
    気持ちよく仕事をさせていただきました。
  • 3月16日の「ハロー!会計」の
    コンテンツ準備を。
    なるべくワークに時間を多めにとれるように
    資料を修正しました。
  • 急に寒くなり寄り添ううちの仲良し猫たち
寒いよねー(←ウメコ カツオ→)