オランダ旅行(正確にはほぼ
アムステルダムですが)をしていて
気づいたことがあります。
トラムや地下鉄(メトロ)に乗って
街中を移動するのですが、
そのトラムやメトロ、あるいは
路線バスのようなところには、
全然、中吊り広告や車内広告的な
ものがないんです。

日本だったら、いろんな週刊誌
だったり、商品だったり、
何か専門学校の講座みたいな
ものだったりを、
これでもかっていうくらい
宣伝してるじゃないですか。
ついつい、ああいうのを見て
「今こんなことが流行ってるんだ」
とか、「こういう商品、
買ってみたいなぁ」とか、
「世界って今そんなことに
なってんの⁉」とか、
欲しい情報も欲しくない情報も、
いろいろこちらが受け身の状態で
も入ってくる。
けれども、アムステルダムの
地下鉄やトラムでは、
全くそういうものがありません。
完全に広告がないとは
言えないんですけれども、
たまに広告スペースみたいな
液晶ディスプレイがあって、
そこに一定の広告が
出されることはあります。
それでも、日本のように
膨大な広告の量ではないんです。
文化の違いなのか、
ビジネス上の考え方の違いなのか、
こういった違いを旅行中に
探すのは面白いですよね。
そういう意味では、日本はいかに
広告によって私たちの好みが
左右されているのか、
想像できるかと思います。
本当は欲しくもないもの、
やりたいことではないものに
心を動かされたりすると、
余計なものに時間やお金を
使ってしまいますよね。
でも、日本人には情報リテラシーを
学ぶ機会がすごく少ないので、
こういった広告に惑わされて、
取りたくもない行動をとって
しまうというのがデメリットとして
指摘されているんだと思います。
オランダでどのような情報
リテラシー教育をしているのかは
分かりませんが、日本人よりも
広告に振り回されるような状況は
少ないんじゃないかなと感じます。
広告がどういう意図で
打たれているのか、
どういう場所に広告があるのか、
海外ではどのような広告が
掲載されているのか。
日本と比較して考えてみることで、
広告の見方を学ぶのも
一つの醍醐味かもしれませんね。
~編集後記~
- 旅行の疲れが出たのか、一日休養DAY。
クライアント往訪日を別日に調整して
おいて正解でした。
気が向いた時間で読書や動画視聴を。
コーヒーを入れて、ストロープワッフルを
お供に妻と楽しみました。 - 高所から人間をみそなわすうちの猫
