先の衆議院議員選挙で躍進した国民民主党。
公示前が7議席だったのが28議席と一気に4倍になったそうです。
自公政権が過半数割れになったこともあり、今後
一定の存在感を発揮する、かどうかはわかりませんが、
掲げている政策はちょっと気になったので、
どういう教育政策なのか確認してみました。
国民民主党の教育政策とは
教育新聞という教育に特化したメディアがあるのですが、
そちらで国民民主党で教育政策に関わっている
伊藤孝恵氏のインタビューが載っていました。
有料記事なのでリンクを貼っても会員じゃない方は見られないのですが、
要約すると以下の方針のようです(これが全部ではないとは思います)。
- 教育国債による教育予算の倍増
(5兆円→10兆円に) - 教育無償化の実現
(ただし大学までは無償化せず、望めば給付型奨学金の支給を) - 0~2歳の幼児教育・保育無償化の所得制限の撤廃
- 義務教育は3歳から
- 地震などの災害に備えた体育館の空調設備の設置拡大
- 教職調整額の引き上げには慎重姿勢
(引き上げるだけで長時間労働の改善が進まないことへの懸念)
※教職調整額についてはこちらの記事を
まぁ政治家は選挙のときはリップサービスするので
実際の行動を見ないと確かなことは言えません。
仮にこれらを本当に実行しようと動くという前提で書きます。
政策を知った率直な感想
これらの政策を見て思ったのが、肝心の教育の内容について
明確に触れられたものはなかったという印象です。
教育国債、無償化、給付型奨学金、もちろんこれらも取り組みの一つですが、
仮に教育が受けられる経済的な状況が整ったとしてですよ。
そのうえで何を子供たちに教え育てていくか、その理念がないと
いくらお金があったって意味がないんじゃないでしょうか?
例えば英会話スクールで、ものすごい割引キャンペーンが行われて
超格安で受講できたとしても、中身がスッカスカだったらどうしようもないですよね?
何か教育政策というとすぐに経済面だけが取り沙汰されますが、
新聞もTVもそのほかのメディアも政党も、肝心なことを論じていないように思います。
(もちろん、経済的な環境は超大事なんですよ)
それと、義務教育を3歳から、というのもちょっと無理があるように思えます。
だって、3歳ですよ?まだまだお父さんお母さんと一緒に過ごしたいお年頃。
しかも、教育って学校だけで行われるものじゃないですよね。
親と一緒に過ごすことで色々教わることも多いもの。
家族で一緒に過ごす時間をその時期にしっかりとることのほうが
この時期はよっぽど大切なんじゃないでしょうか。
自分は自分にできることを
何を理念として教育を行うか、また家族との時間の中で行う教育の大切さ。
これが前面に立って議論されないようじゃあ、日本の未来はまだまだ暗いままでしょうね。
今月は11/18(月)に、日本公認会計士協会東京会の
会計普及委員会の活動の一環で、世田谷区の国本女子中学校を訪問してきます。
少しでも質のいい教育を届けられるよう、
自分のできる活動を地道にやっていこうと思います。
~編集後記~
- 月次決算支援第4営業日目。起票に必要な資料がなかなか来なかったこともあり、
ちょっとビハインドです。引き継がせていただいている方にはご負担をおかけしていて
申し訳ないんですが、私も引継ぎの範囲内でサポート強化していかないとですね。 - 実家の父から、畑でとれたサトイモとサツマイモをいただきました。
毎年もらっていて、お味噌汁や煮物で大活躍しています。ありがたや。 - 寝ようと思ったらベッドの毛布の上で待ち構えていたうちの猫
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