会社勤めをしている人が独立しようとすると、今の環境を捨てることに
不安を感じるのが当たり前です。安定した収入を手放すわけですからね。
組織の後ろ盾がなくなって、自分1人の力で稼いでいかなければいけない、
果たして自分の力で収入を得られるんだろうか、という未知の領域への挑戦となります。
この不安を何とかしてなくしたい、と思っている人も多いと思いますが、
私個人としては、この不安はどうやっても何らかの形で残って、
なくなるものじゃないんだろうなぁと感じています。
たくさん安定的な顧問契約が確定しているとかならまだしも、
全員が全員そういうわけじゃないですから、不安定なのが通常運転といえます。
なので、エネルギーを注ぐ方向性として「不安をなくす」という
方向に走るのはあまり得策ではないです。
それよりも、不安とどう向き合うかというマインドを持ちましょう。
不安とうまく共存していくイメージですね。
不安があって当然、何なら不安と肩を組んで歩いてやろう、ぐらいの
感覚でいいと思います。
不安は敵じゃなく、腐れ縁みたいなもんだ、的な。
もちろん、一定の備えはしておくのがいいと思います。
収入が一時的になくなってもしばらくは食べていけるだけの資金を貯めておくとか。
独立する前から、しっかりとした人脈を築いておくとか。
これらは不安と付き合うためにあって困るものじゃないですし。
転ばぬ先のちょっとした杖、とでも言いましょうかね。
ちょっと気をつけておいた方がいいのは、人脈。
現在の職場の同僚、先輩、後輩、上司、部下、あるいは既に
独立している人との人脈を、しっかりと構築するのは良いことですが、
むやみやたらに人脈を作っておけばいいわけではありません。
できることならば、自分と価値観が似ている人、あるいは
自分の価値観を受け入れてくれる人とつながりを持っておくのが良いでしょう。
価値観が合わない人、あるいは価値観を受け入れてくれない人との仕事は、とても大変です。
組織に所属していて、職場環境的に逃げられずに辛い思いをした人もいるのでは?
その点、独立は誰と付き合うかをある程度選べる環境にあります。
価値観でつながる人脈の中で、助け助けられ、支え支えられ。
そういう人脈作り、あるいはそういったコミュニティへの所属を考えてみるのも良いでしょう。
周囲の人と価値観でつながることができれば、こっちのものです。
楽しいもんですよ、価値観がつながるって。
ただ繰り返しですが、それで不安がなくなるわけじゃないので、
不安と付き合うための環境づくり、ということは忘れずに。
~編集後記~
- 月次決算支援第2営業日目。私が引き継いだ業務を会社の方に業務をお戻しする中で、
業務改善に協力してほしいという話に。システムの活用やExcelいじりは割と好きな方なので、
試行錯誤しながらやってみます。 - ケージの天井に挽いた毛布で爆睡中のうちの猫
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