「成長」とは?と聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか?
最近、株式会社識学(※)の代表取締役である安藤広大氏の講義を聞く機会があり、
「成長」ということについて考えてみようと思います。
※「識学」とは?(株式会社識学HPより引用)
識学は「意識構造学」からとった造語であり、20年以上前に提唱された
組織運営理論です。識学はこの原理論を体系化し、弊社の基幹理論として整備したものです。
識学は、なぜ生産性向上を実現できる組織と、そうでない組織があるのか、
どうすればいかなる組織でも生産性向上を実現できるのかを追求しています。
さて、まずは広辞苑的にはどういうことが書いてあるのか?
広辞苑をひいてみると、「成長」とは「育って大きくなること」
「育って成熟すること」となっているようです。
……なんだかわかったようなわからないような、という感じですね。
勤め人、独立、どちらの立場においても常に成長し続けていく必要があります。
成長が止まったら夢や目標をかなえることができませんから。
どういう状態が「成長」と言えるのか?ということは明確にすべきです。
安藤氏はこの「成長」について
「成長」とは、「出来なかったことが出来るようになること」である
と定義づけていました。
逆上がりができなかった小学生が、必死に練習して逆上がりができるようになった
一度振られた子に振り向いてもらえるように自分磨きをして再度アタックしたらOKをもらえた
前回不合格だった資格試験に、勉強方法を見直して合格できた
クライアントから契約を取れていなかったが、プレゼン力を磨いて契約を取ることが出来た
これらはすべて「出来なかったこと」が「出来るようになった」状態であり、
この時に人は「成長」する、というわけです。
この講義を聞いた時に、私はある育成モデルとコンセプトが近いな、と感じました。
それが「GROWモデル」です。
人材育成に携わったことのある人なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、
このGROWモデルとは
「Goal」:到達すべき目標を明確にする
「Reality」:目標に到達するために、現状の課題を把握する
「Option」:課題を克服するための選択肢を洗い出す
「Will」:洗い出した選択肢から行動に移すことを決断する
というプロセスを通じて目標達成まで導くコーチングで用いられる手法です。
私も監査法人時代にカウンセリーを持った時、このGROWモデルを使って
カウンセリーに問いかけながら育成に取り組んだことがあります。
上司と部下の関係で言えば、安藤氏は、「成長」するためには
まず自分が何ができないかを正しく認識する必要がある、としています。
そしてその前提として、「『出来ている』とはどういう状態か?」を
上司と部下で共有し、部下の足りていないところを確認し、
解決策を設定しながら成長につなげていきます。
これってまさに「GROWモデル」ですよね。
こうして違うソースから得られた考え方がリンクすると、
この発想に基づいて行動することの確信が持てるようになります。
ただ個人的に気をつけたいのが、「成長」にしても「GROWモデル」にしても、
コーチングしてくれる師匠のような人物(身近でもいいですし、尊敬する経営者でもいいです)が
いないと力を発揮しにくいんじゃないかな、と思います。
独立したフリーランスなどは個人でビジネスをしているわけですから、
なおさらこういった人物の存在が貴重ですよね
私はプロフィールにも書いていますが
- 二宮尊徳(金次郎)
- 長嶋修氏(株式会社さくら事務所創業者・会長、不動産コンサルタント)
- 中村公一氏(株式会社GOJO.代表)
を尊敬させていただいており、この方々をモデルに日々自己研鑽しています。
成長の機会は常に持っておくべきですので、もし尊敬する人・ロールモデルに
なる人がいないという方は、ぜひそういった人物を探してください。
セミナーに参加してみるでも、書籍を読むでも、人脈からたどるでも何でもいいです。
出来なかったことが出来るようになると、自信につながりますし、シンプルに嬉しいですよね。
そのためにも、安藤氏の「成長」の考え方や「GROWモデル」をうまく活用して、
昨日より今日、今日より明日、少しでも高みを目指していきましょう。
~編集後記~
- 朝一番で動物病院へ。おばあちゃん猫のハナコが、体調が悪いわけじゃないんですが、トイレでやたら雄たけびを上げるので、痛みがあるのかもしれない、と。結果、腎臓に大きな問題はなかったので、とりあえず様子見です。
- 午後は、尊敬する経営者の一人である長嶋修氏の予約特典セミナーへ。高倍率の抽選を潜り抜けての当選だったのでよかったです。質問もさせていただく機会がありました。
- 帰って来て出迎えてくれたはいいものの舌なめずりの瞬間を激写されたうちの猫
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