AIは危険?新しいツールとの付き会い方

教養

ここ最近、生成AIの進化が目覚ましいですね。
ChatGPT、Gemini、Claudeなど、いろんなツールが登場していて、
様々な分野で革新的な変化をもたらしつつあるのは
報道などでもご存じの通りかと思います。
私もIPOの座学が一段落したので、次の勉強として
生成AIやRPAの実務での使い方を考えています。

新しいツールに共通する話ではありますが、
このAIは適切に活用すれば強力な味方になります。
新しい技術とどう付き合い方を学んでいく必要があります。

過去の歴史を振り返ると、新技術の登場時には常に批判や懸念の声が上がります。
AIに関しても、「仕事が奪われるんじゃないか」とか「セキュリティ上
危険なんじゃないのか」など、批判的な意見も多いですね。

しかし、「マネジメント」で有名なピーター・ドラッガーは、
新しいことへの考え方として、以下のように述べています。

明日を実現するための第一歩が、昨日を廃棄することである。
明日新しいことを行えるようになるための前提は、
もはや生産的でないもの、陳腐なもの、
陳腐化したものから自由になることである。

過去の技術が生産的でない、というつもりは毛頭ないので
その点はちょっと同意しかねますが、一方で何か新しいものを
創造するには過去のやり方を変えたり辞めたりしなければいけない
点があるのも事実です。

産業革命時代、イギリスでラッダイト(機械打ちこわし)という運動が起こりました。
機械工業が導入されたことを期に職人たちが仕事を奪われることを恐れ、
機械を壊して回ったという、新技術への抵抗の典型例です。

しかし、その人たちはその後一生仕事に就くことができなくなったのでしょうか。
いえ、決してそんなことはないはずです。
自然と新しい環境の中で適合していき、結果的に生まれた新たな仕事に従事することで
社会はその後も発展していきました。

繰り返しですが、過去の素晴らしい伝統は後世に伝えていくべきだと思っています。
そういった伝統があるからこそ、今の私たちがあるわけですから。
そこに対する尊敬の念は忘れてはいけません。

たとえて言えば、AIは新しい楽器のようなものでしょうか。
最初は扱いが難しく大変に見えるかもしれませんが、
練習を重ねれば素晴らしい音楽を奏でることができます。
AIも一緒です。正しく使えば活用方法はいくらでもありますよね。

「そうはいってもAIによって本当に仕事が奪われることはないの?」
「個人情報の保護は大丈夫なの?」
という疑問をぬぐい切れないかもしれません。

確かに一部の仕事は自動化されるでしょうね。
自動車業界の自動運転などはわかりやすい例で、すでに導入している国もあるとか。
しかしそれと同時に新しい仕事が生まれるのも事実です。
データセキュリティに関しては、適切な規制と個人がしっかりと
意識をもつことで対処できます。
(まぁ、今の政治家が適切な規制をやってくれるかどうかははなはだ不安ではありますが…)

AIのような新しい技術を食わず嫌いで恐れるんじゃなく、
積極的に学んで、活用していきたいものです。

~編集後記~

  • 今日は月次決算支援業務の第1営業日。その前にチームでランチしてから現場に臨みました。
  • ライティングスキル向上のため「写経」を始めました。試しに公認会計士の田中靖浩さんの「会計の世界史」を。
  • 構ってほしいのか、市原○子ばりにのぞき込むうちの猫
愛でなさいよ~(みっちゃん)

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