私のブログのような発信活動や、何か身近な人に伝えたいことがある際、
なかなか分かってもらえない、受け入れてもらえないということがあります。
たとえどれだけ正しいことを言っていたとしても、です。
「言ってることはわかるのですが…」
「そうなんだ、でもまた今度ね」
「それって根拠あるの?」
リアクションは様々ですが、このような状態ではいつまでたっても
自分が伝えたいことは伝わらないですよね。
なぜ受け入れてもらえないのか?
それは、発信している内容よりも発信している主体に対する信頼が足りてないからです。
会計の話でいうと、会計に縁のない人が聞きかじった程度で話す会計に関する情報よりも、
プロフェッショナルである監査法人や会計コンサルティングの方が発信する情報のほうが
受け入れやすかったりします。
それは、「会計のプロが言っているのだから信頼できる」という発信者そのものに対する
信頼が前提にあるためです。
法律なら弁護士、病気なら医者、政治なら政治家、など。
専門家はその道で実績を積み重ねているからこそ、信頼を勝ち得ています。
(まぁそれに当てはまらない専門家も残念ながら少なからずいるわけですが……)
では、信頼される「誰か」になるにはそのような専門家にならなきゃいけないのか?
というと必ずしもそうではありません。
そもそも「信頼」されるということについて、私たちは普段
どのような人を信頼しているかを考えてみればいいのです。
それは「発言にはしっかりと責任を取っている」「合意したことは必ず実行してくれる」
といった「約束を守る人」、このような人物を人は信頼する傾向にあります。
約束を守ってくれない人に対しては「あの人は約束を守ってくれないから
いまいち信用できないな」と思いますよね?
逆に約束を守る人に対しては「あの人にお願いしたことはちゃんと実行してくれる。
信頼できるし、また何か仕事をお願いしたい」となりますよね?
つまり、自分の発信が周りの人に受け止めてもらえるかどうかは、自分が周りの人との
約束を日々守り続けているかにかかっている、ということです。
たとえどんなに小さな約束でも無下にしてはいけません。
その積み重ねがその人自身への信頼につながり、
伝えたいことも受け止めてもらえるようになります。
「なんでわかってくれないの」「私の言っていることが絶対に正しいのに」と
回りに当たり散らす前に、自分が信頼してもらえる「誰か」になれているかどうか、
日々振り返ってみるといいかもしれません。
~編集後記~
- ペン字
- IPO実務検定試験上級の勉強。資本政策の続き。ようやくケーススタディ本の2週目が完了です。
- 今日は今年2つ目のダンス発表会本番。なかなか成功しない振り付けもあって不安もありますが、見に来てくださる方々に楽しんでもらえるように私も目いっぱい楽しみたいと思います。
- ダイニングテーブルのうえで愛でられるうちの猫
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