相手に何かを伝えるときの「間(ま)」

教育

話したいことがあるとつい自分のペースで進めてしまうもの。
思いが強い人ほどなおさらです。もちろん伝えたい思いがあるのは素晴らしいこと。

でもそれ、本当に伝わっているんでしょうか。

自分は話したいことを話しきって満足感を得られますが、それと相手に伝わっているかは別です。
最終的に伝わっていなかったら話した意味はないことになります。

学校の授業や講義、仕事の現場での部下や後輩への指導。
伝わってこそ本当の教育や育成です。

相手に少しでも多く伝えたい、受け取ってほしい、と思うのであれば、
話の途中で「間(ま)」をとりましょう。

何のための「間」かというと、相手の理解を確認するためのものです。

その「間」を使って、相手の目、姿勢、身体の挙動などを観察。
理解してもらえていたらしっかりと目を見てもらえるでしょうし、
そうでなければ目が泳いだり首をひねったり表情がこわばったり、
何かしら「理解できてません」のシグナルを発しているはずです。

「伝わっていないな」と判断したら、

「ここまで大丈夫ですか?」
「何か気になることはありますか?」

など、疑問点を解消するために水を向けます。

すると相手も

「実はこの言葉の意味が分かりませんでした」
「この部分をもう一度教えてもらえますか?」

と切り出してくれることがあるので、その部分をフォロー。
それができてようやく話を進めることができます。
間違ってたりあやふやな状態をそのままにしてしまうと
物ごとがあらぬ方向に進んだり、クライアントへ正しいサービスが
提供できなかったりもします。

私自身、この「間」を使った話し方を心がけたおかげなのか、
クライアント、部下や後輩から

「よくわかりました」
「ご説明が丁寧ですね」
「教えるのがうまいよね」

と言われる機会が多かった印象です。

妻とも経済の話をすることがあるのですが、
妻は私のように会計のバックグラウンドがありません。
そこで言葉の定義からなるべく丁寧に説明すると
「わかりやすい!」とお褒めの言葉をいただいたりします。
妻を練習台にしているみたいですが笑


この「間」を使った話し方は昔から得意で、私の強みでもあります。
これから携わる、日本公認会計士協会東京会の会計普及委員会の活動でも
学校の子供たちに会計のことを教えることになりますので、この強みを活かして
少しでも子どもたちにわかりやすい授業ができればと思います。
大人と子供はだいぶ違うので、最初は苦労しそうですけどね。

~編集後記~

  • ペン字
  • ホームページのお問い合わせサイト構築を。自動配信メールがどうもうまく機能せず悪戦苦闘しています。おそらくアドレスとサーバーの相性が悪いせいな気がしますが、
    今更どちらも変えることができないので何か代替案を検討中。
  • 家電量販店に行って、電子書籍端末としてのiPadの現物をチェック。今のところiPad Airの第4世代が候補です。
  • サイズの合ってない爪とぎに無理やり収まってどや顔のうちの猫
ち、ちょうどいいんだからね!(カツオ)

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