3月5日、サステナビリティ基準委員会
(SSBJ)がサステナビリティ開示基準を
公表しました。
超ざっくり言うと、気候変動対応として
CO2などの温室効果ガスの削減に関して
各社がどう取り組んでいるか開示しましょう、
という趣旨の開示基準になります。
適用対象は、、時価総額3兆円以上の大企業。
2027年3月期から強制適用です。
今後順次適用対象を広げて、最終的には東証
プライム市場の上場企業全社に適用する
考えだそうです。
前々から騒がれていた基準ではありましたが、
個人的に「大丈夫かな」と心配になることが。
それは、世界を見ると、徐々に脱炭素の
枠組みから離脱する動きがあり、むしろ
「脱・脱炭素」ともいえる方向に舵が
切られ始めていることです。
例えば、金融機関。

ゴールドマン・サックス
ウェルズ・ファーゴ
シティグループ
バンク・オブ・アメリカ
モルガン・スタンレー
JPモルガン・チェース
名だたる金融機関が、脱炭素をめざす国際的な
枠組みから脱退を決めています。
トランプ大統領のパリ協定離脱の影響も
多分にあるものと思われますが、世界に
目を向けてみると、先んじてこういう
動きがあります。
直近では、三井住友FGが
国内初の離脱を決めました。

おそらくですが、この後他の
金融機関も後に続くでしょう。
こういった潮流がある中で、
サスティナビリティ開示基準を公表して
脱炭素の流れを推し進めることって、
果たして世の中の大きな川の
流れに沿っていると言えるんでしょうか?
過去にはない気候変動が起こっている、
という点については、そうなのかもしれません。
地球も大きく言えば命を持った生き物ですし、
星の歴史という観点からすれば気候が
変動するのは当然のことだと思います。
ですが、これがCO2などの温室効果ガスが
人為的な影響で増加したからだ、というのは、
果たしてどうなんでしょうか。
世界に80億人の人口がいるとはいえ、
たかが人間のやることですよ?
地球というでっかい生命体に
与えられる影響なんて、たいしたことはない。
むしろ影響を与えているとすれば、
極端な森林伐採による砂漠化や、
山を切り拓いてメガソーラーを
敷き詰めて土壌が不安定になって
土砂崩れや洪水が起こる、という
影響なのでは?
環境保全に対して高い意識を
持つことは素晴らしいことです。
ですが、本当に今やっていることが
正しいことかどうかは、違う意見も
調べて判断していくべきです。
まぁ大多数の論調が「CO2は悪」
という発想になっているので、
無理はないのかもしれませんが。
何の根拠もない予測ですが、おそらく
このサスティナビリティの考え方に、
あまり将来はないんじゃないかと。
そういう意味で、このSSBJや
政府の対応を見ていると、
日本の将来を心配せずにはいられません。
~編集後記~
- 午前中は「ハロー!会計」で授業。
葛飾区立青戸中学校で講師を務めました。
牛丼屋を舞台にした利益を競う経営ゲーム。
黒字の班も赤字の班も
盛り上がってくれてよかったです。 - 昼は事務所へ。郵便物が溜まっていました。
あまりめぼしいものはなく。 - 夕方、これから昨日に引き続き
月次決算支援のクライアントへ往訪。
進捗順調とのことなのであまり
心配はしていませんが、イレギュラーは
いつでも起こるので、油断なく対応します。
- 爪とぎに登って自慢げなうちの猫

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