仕事をする上で「信頼」は重要な要素です。
私も公認会計士として「信頼」を特に重視し、信頼いただけるような
立ち振る舞いや言動・行動をとるように心がけています。
この「信頼」は、約束を守り続けることで得られます。
約束を守らない人は信頼できないですもんね。
そしてこの約束、大きく2つにわけることができます。
「大きな約束」と「小さな約束」です。
「大きな約束」とは、互いに与える影響が非常に大きい約束のことを指します。
事業を進めるうえでキーとなる契約などがこれに当たります。
守らないと大変なことになるので、約束通りに遂行することに対して強く意識が向けられます。
一方で「小さな約束」とは何を指すでしょうか?
個人の感覚にもよるでしょうが、始業時間に遅刻せず出勤する、事前に上司と確認した
期日に沿って報連相する、クライアントから「返信が欲しい」と言われた案件について、
細かい内容だとしてもタイムリーに返信する、家庭で言えば自分がやるといった
家事の分担はきちっとこなす、などなど…
このようなものが小さな約束に該当します。
ぶっちゃけていえば、こういった小さな約束は、少しくらい守らなくても
そこまでの影響は及ぼしません。
「次回からちゃんとやればいいや」で済むことも多いです。
だからこそ、意外と守らないまま放置されることもしばしば。
(私も心当たりがたくさんあります…)
さて、この大きな約束と小さな約束、どちらがより守られるべきでしょうか?
もちろん前提として、どちらも一度した約束はやむを得ない状況でない限りは
すべて守られるべきです。
少し言い方を変えてみましょう。
大きな約束と小さな約束、どちらに意識を向けて守る必要があるでしょうか?
それは、だんぜん「小さな約束」に意識を向けるべきです。
大きな約束は、守れなかった時の影響が大きすぎるので、否が応でも慎重になります。
タスクとスケジュールをきっちり決めて、適時適切に周囲と協議。
確実な達成に向けて全力で意識を注ぐため、常に頭の中には大きな約束の達成が
渦巻くことになります。
これに対して小さな約束は、守れなくてもそこまで致命的なことにはならず
ついつい意識がおろそかになりがちです。
意識がおろそかだと、守らないことが当たり前な状況にすらなりかねません。
そしてこの小さな約束をちょっとずつちょっとずつ積み重ねていくことの信頼のほうが、
大きな約束を1回守ったことによる信頼よりも強くなることがあったりします。
いざという時には信頼できる、というのも大事ですが、
やはり日々信頼を積み重ねている方が長続きするんじゃないかなと。
私は「信頼貯金」と呼んでいます。
いっきにドカンと積み立てるのではなく日々コツコツ積み立てていたら
いつの間にかそれなりの信頼残高になっている、というのが理想だなぁと。
ドカンと積み立てられることなんてそうそうありゃしません。
そして失う時は一瞬です。
毎日の小さな約束を守ることの積み重ねによる信頼を地道に獲得していきましょう。
~編集後記~
- ペン字
- 新リース基準の公開草案からの変更点チェックを。なかなかの量かつ重要な基準なので焦らず早く読み解いていきます。
- 午後は9/22出演予定のダンス発表会のリハーサル。どうしても成功率の低い振り付けがあり苦戦してます。
- 猫トイレの上に鎮座ましましているうちの猫
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