盛り上がっているときにあえて冷や水を

教養

乗りに乗っているとき、イケイケどんどんなときに
あえて場の空気がちょっと凍るような一言を放り込むと、
一時は気まずくなりますが、結果としてよい方向に軌道修正が
出来たりします。

現在屋久島に来ていて、昨日縄文杉トレッキングを日帰りでしてきました。

トレッキングで拾ったつばぼっくりとsamanahotelのコーヒー

トレッキングの詳細は後日書くことにしますが、
今日の夕方に行った尾之間(おのあいだ)温泉が
格別でした。

地元の人がこぞって入るような温泉で(しかも無料)、
しかも源泉の温度が49℃とかなり熱め。
湯船につかるにはかけ湯をしながら徐々に徐々に
身体を浸していかないと我慢できないくらいの熱さです。

何とか慣れて湯船につかりました。
その後がまたなんともなのですが,そばに冷や水が貯めてあって、
風呂から出る直前にその冷や水を身体に浴びて一気に
身体を引き締めるのがこの温泉の醍醐味のようです。

せっかく来たし郷に入っては郷に従えなので、その冷や水もしっかり体験。
頭からかぶるには躊躇しましたが、最後までやり切りました。

そして驚いたのが、トレッキングで張っていた身体の部分が
あっという間に軽くなり、しかも血流が改善されているのが
感覚的に明らかにわかるくらいでした。
規模の小さい温泉ではありますがその効果は抜群。
また来たいと思いました。

熱々になっているところをいっきに冷や水で引き締める。
思えばよく仕事でも同じようなことがあったなと。

私を含め当時若手の人たちで、仕事のやり方にも段々慣れてきて
当初計画していた通りに年度末監査をサクサク進めていたところ、
上司から

「そのやり方で本当に問題ないのか。今期の実態に合わせて
監査手続の設計をし直したほうがいい」

年度末監査がある程度進んでいたところでのこの指摘は、
正直つらいものがあります。
監査報告書日も迫っている中、設計のし直しからとなると
まぁきついですよね。
でも上司の言うことももっともだと思ったので、文句を言いながらも
設計し直し、クライアントにも丁寧に資料の再依頼などを実行。

結果、思いもよらない個所から誤謬を検出。
連結精算表が締まる前での発見だったので、
会社も何とか修正に対応することができ、
その後の決算発表も正しくなった数値で公表することが出来ました。
さすがに上司には感謝ですね。

仕事が順調に進んでいるときに冷や水を浴びせるのは、
正直勇気と決断力のいることです。
「なんで上手くいっているのに横やりを入れてくるんだ」
「今から変えるのはタイミング的にも厳しいから来年度からにしてほしい」
といった反発も起こるでしょう。

でも、だめだと思ったらその瞬間に言わなきゃいけません。
取り返しのつかないことになりかねませんから。
みんなが熱く盛り上がっているときこそあえて引き締めて、
チーム全体の血流を正しい方向に流していくことが出来る人が
真の意味で仕事ができる人なんだと思います。

私もつい反発に忖度して指摘するタイミングを何回も逃してきました。
だいたい「やっぱり言っておけばよかった」というのが大半なんですよね…
最近も実はそんなことがありました。

やるべきだと思ったときに言える勇気と判断力を持ちましょう。

~編集後記~

  • 屋久島ツアー3日目。前日の縄文杉トレッキングのダメージから意外と
    結構回復できたので、白谷雲水峡にも足を伸ばしました。苔むす森と
    川に非常に近い位置でのトレッキングで、森と水のエネルギーを
    存分に充填できました。
  • 夕方は尾之間温泉へ。熱々で入るのに苦労しましたが、
    その後はすっきり爽快。さすがです。
  • お気に入り毛布をふみふみしている間の顔の表情がアホ顔なうちの猫
ほげ?(なみ)

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